『闇金ウシジマくん』をちゃんと読みたくなる1冊

バカになろう。

 

 

 

先日よんだ、ホリエモンの著書『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』のご紹介です。

2016年9月6日に小学館より発行されています。

真鍋先生の『闇金ウシジマくん』のシーンをテーマにあげ、所々漫画の挿絵があるので普段本を読まない人にも分かりやすい内容になっています。

 

自分は、ホリエモンの著書と言えば、『多動力』くらいしか読んだことがないミーハーですが、そんな中、小説でも買おうかとBOOKOFFの店内を見回していたところ、『ウシジマくん…』というワードを見つけ、手に取ろうとしたら帯にホリエモンが…。

 

ということで、ホリエモンの本2冊目を読むに至りました。

 

改めてこの本を一言で説明すると、

ウシジマくんが描く社会の闇にホリエモンが切り込む話しです。

なのでテーマは一貫して「社会の闇について」です。あとはホリエモンの愚痴…w

 

ホリエモンは著書の中でも言っていますが、自身は『ウシジマくん』をお勧めの漫画として紹介したこともあるみたいなので、ある種「認めた」上で話が構成されています。

そういう意味でいうと、内容の流れ的には「vs」ではなく「with」に近いかなと思います。

 

さて、見出しの言葉で、「バカ」というホリエモンワードに洗脳されてんじゃないかと思うかもしれませんが、こういうことです。

著書の中では、「サラリーマンとして企業で働き、プライドが故会社にしがみつき、何者でもない人たち」の代名詞として「小利口」という表現が使われています。そして、それと対になっているのが、「バカ」。

サラリーマンとして苦しんでいる中年があまりにも多い(としている)、日本社会の闇に切り込んでいるわけです。

(闇とするかは個人の裁量ですが)

 

そして、「バカ」とは、

バカだから平気でリスクを取れる。バカだから失敗が怖くない。…いい意味で鈍感。

(引用:『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』)

という意味。

 

自分にとってはある意味、これは自分を鼓舞する言葉だなぁ~と。

だから力強く、バカになろう。と思うのです。

 

 

 

“お札教”ローンチ系・情報商材に切り込む!

 

本の中で与沢翼やら、なんやらネオヒルズ族の話が出てきます。

たしかになぁ、なるほどなぁと思う部分もあり、職業柄そういう分野に触れるので、異様に共感できる内容でした。

ただ、この本の中で言いたいことを要約してしまうと、ホリエモンが「与沢翼が俺の後継者だって?!誤解も甚だしい、俺とそいつらを一緒にするな!」というのが主です。

 

だから文中に、そういうやつとは距離をおく、仕事を受けない、など拒絶ワードが繰り返し見られます。

 

結局著者の中で面白いのは、ホリエモンがネタにしてあげているウシジマくんの際立ったシーンの描写です。

ネットビジネス、いわゆる金を目的とした行動の末路、その人たちをさも忠実に描いています。

(褒めるならば、ホリエモンのチョイスが誰にでも伝わるメッセージ性を含めたワンシーンであること)

 

とにかく漫画の描写自体が面白いので、タイトルにもある通り、中途半端に読んでた僕もウシジマくんを読みたくなりました。

 

著者の中で紹介されていた本の一部を、そのまま紹介するのも、と思いまして。

 

こんな形式で紹介してみます笑

 

「信じていた方が人は楽に生きられます。」

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(詐欺師が信者を説くシーン)

営業にも通ずるトークだと思ってしまったけど、こういう妙に人を納得させる人っていますよね。なんだかよく分からないけど、良いように聞こえる、この人のことが本当だと信じてしまうような言い方というか…。

 

「信用できる奴は、自分から信じろなんて言わねぇよ。」

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(ウシジマ、詐欺師、そして信者の3者が介するシーン)

※「信用しなさい」などと薄っぺらい言葉にゆらぐようなら、思考を失いかけているサインだ、とホリエモンは警告をしている。

 

社会人なってからわかることもあるとおもいますが、大学生なんかは視野も狭い時期で、特に読むべきじゃないかなと思いました。

ウシジマくんを。笑

 

今度また「金持ち父さん貧乏父さん系」の体験談を話そうと思いますが、ネットワークビジネスの勧誘が最近やたら、マックやらドドール、KFCとかファミレスで聞こえてきますよね。そのおおよそが大学生だったり。

つまり、世間的に大学生は情弱なんです。僕もそうでしたし、今もまだ知るべきことは沢山あると思います。

 

 

 ではでは。

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ウシジマくんも載せとこ。